地域連携で全世代の命と暮らしを支え続ける訪問看護

「在宅ケアの安全な提供に向けて」

 去る4月7日に、大阪市内で訪問看護師が利用者から刃物で切りつけられるという事件が発生しました。当事者である訪問看護師の方には心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早いご復調をお祈りいたします。事業所の管理者、スタッフの皆様におかれましても継続して訪問看護を行っていただいておりますこと心より敬意を表します。
 この間、協会にも、訪問看護師へのお見舞いや訪問系サービスの危険性への不安、複数名訪問の制度化推進の希望等多くのご意見が寄せられました。また、一方で偏見や差別への不安の声も届いています。
 訪問看護は、主治医の指示のもと看護ケアを提供する公的なサービスです。訪問看護の提供においては、ケアを提供する私たちと受けるご利用者様との相互の信頼関係が不可欠です。しかしながら、時として、この関係が崩れてしまうことがあります。地域の特殊性ではなく、どこでも起こりえることと思います。
 当協会は、在宅医療・介護に係る全ての人が、安心してケアを提供できる体制を整えるために、今後ともより一層尽力してまいります。

一般社団法人大阪府訪問看護ステーション協会
会長 長濱 あかし

研修情報 SEMINAR

教育ステーションのご紹介

教育ステーションは、大阪府の訪問看護実践研修事業として、訪問看護サービスの向上を目指した事業です。
身近な地域での、訪問看護の実践的な研修や医療介護との連携及び訪問看護の情報等が受けられる仕組みを整備し、訪問看護師の確保・育成・定着を図ります。